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ローズ原料事業

Bulgarian Rose oil & Rose Water

世界最高品質

5万種以上あると言われるバラのなかで、ローズオイルを抽出できるバラはわずか数種類しか存在しません。そのなかでも、ダマスクローズは最も香り高い品種として知られています。特に、ブルガリア「バラの谷」で採れるダマスクローズは高い採油率と上質な香りから世界最高品質と評され、「花香の女王 ブルガリアンローズ」と呼ばれています。

ダマスクローズの栽培は、ブルガリア中央にある「バラの谷」と呼ばれる地域で行われています。バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれたこの平原地帯は、広大な山脈が冷たい風を遮るため、気候は温暖で植物が生育しやすい環境にあります。また、酸性度が低くて水はけの良い土壌、豊富な雨量、朝夕の寒暖差など、ダマスクローズの栽培に最適な条件が整っています。そのため、香油成分を豊かに蓄えたダマスクローズが育ち、最高品質のローズオイルが生産されます。ここで生産されるローズオイルは世界生産され、ブルガリアはローズオイルの産地として最も高く評価されています。

ローズオイル1kgを抽出するのに、3.5~4トンものバラが必要です。

5月下旬から6月中旬にかけて、「バラの谷」はダマスクローズのかぐわしい香りに包まれます。年に一度わずか3週間しか咲かないダマスクローズを、薄暗い早朝からひとつひとつ手で丁寧に摘みとり、すぐに水蒸気蒸留法でローズオイルとローズウォーターを抽出します。水蒸気蒸留法とは、花と水のみを使用する抽出法です。蒸留釜に花と水を入れて加熱し、香気成分が気化した水蒸気を冷やして蒸留水を採取します。この蒸留水は油層と水層に分離し、油層である黄金色の上澄み部分がローズオイル無色透明な水層部分がローズウォーターです。この方法により抽出されたローズオイルは「ローズオットー」と呼ばれます。水蒸気蒸留法によってローズオイル1kgを抽出するためには、3.5~4トンものバラを必要とします。

その貴重さゆえ、ローズオイルは「液体の宝石」「金の液体」とも呼ばれ、金よりも高価だと言われています。

Enio Boncev

契約農場エニオボンチェフ社

オーガニック ダマスクローズ

メイリリィ契約農場のエニオボンチェフ社は、創業100年の歴史と伝統を誇る、ブルガリアで最初のローズオイル蒸留所のひとつです。栽培から製造にいたるまで一貫して管理しており最高品質のローズオイル・ローズウォーターを製造できるトップメーカーです。その質の高さから、1964年の精油に関する国際会議で、ユネスコから金メダルを受賞しています。同社は無農薬有機農法でバラを栽培し、バルカン山脈にある盆地の自然の湧き水を使用して自社のオーガニック専用蒸留所で有機ローズオイル・有機ローズウォーターを抽出します。こちらでつくられる製品はブルガリア国立研究所「Bulrose」によって分析および認定されています。ブルガリアの有機認証機関「Balkan Biocert」によってオーガニック認定されており、米国農務省「USDA」やEUオーガニックの規則にも従事しています。また有機農法をさらに立証するため、化学物質の登録、評価、認可および制限(REACH)に関する欧州連合(EU)規制に従事しています。

そして日本ではこれらに従事し、弊社が日本農林水産省「JAS」規格に基づき有機JAS認証を取得しています。

メイリリィはブルガリアとブルガリアンローズ(ローズオイル、ローズウォーター)の普及のための社会貢献活動を通して、エニオボンチェフ社と20年以上にわたって長期的な信頼関係を築いています。また、定期的に現地視察を行い、継続的な品質管理に努めています。

​Rose Water

Double Distillation & Food Material

​1 独自のダブル蒸留法

ダマスクローズを水蒸気蒸留して採取される、ローズオイルが溶け込んだ蒸留水をローズウォーターと呼びます。ローズウォーターは、一般的にはローズオイルを抽出する際の副産物とされています。最終工程で蒸留水の水面に浮くローズオイルと分離されてしまうからです。弊社製品はローズウォーター抽出のための専用釜を使用し、独自のダブル蒸留法により採取されます。

そのため、通常は分離されるローズオイルが100%残留し、その含有量はブルガリア国家基準(0.02~0.04%)の2~6倍に値します。高濃度のローズオイルが含まれているので、とても強いバラの香りがします。また、ローズオイルの効果の一つである殺菌作用が働くので、防腐剤なしでも常温で5年以上腐敗しないことが確認されています。

弊社のローズウォーターは“食品原料”です。ローズウォーターには素材の味を活かし、味をまろやかにしコクや深みを与えるなど香り付けだけではなく調味料としての優れた力があります。一般的なローズウォーターは化粧品原料として輸入されるため、食品に配合する場合は“食品添加物”となり、製品には「香料」と表示されます。弊社は“食品原料”として輸入しており、原材料名に「ダマスクローズウォーター」と表示することが可能です。また、有機JAS規格製品も提供できます。

※ 化粧品原料としても使用できます。 化粧品に有機JAS規格製品をご使用の場合は、原材料名に「有機ダマスクローズウォーター」と表示できます。

​2 食品原料としてのローズウォーター

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